舞台装置 [和紙のこと]
舞台の装置(バック)に紙をつないで大きな壁掛けを作って下さいという依頼がありました。
デザインと紙を決めて、早速作ってみました。
まず、和紙を強くするため(簡単に破れたりしないようにの工夫で) こんにゃく糊を塗りました。
それから、2x3判(60x90cm)の紙を8枚つなぎました。
この状態で、大きさが約横180cmxたて240cmです。
もう一度こんにゃく糊をつけて、もみ加工を入れました
こんにゃく糊を塗ることで、紙が強くなると同時に、汚れもつきにくくなるように思います。
上の部分に棒をつけるわっかの紙を貼り付けて完成。
和紙をつないだり、こんにゃく加工をしたりの作業を承ります。
作業の様子などご興味があるかたは、サブブログ 「染め和紙日記」 をご参考にしてください。
染め和紙日記 → http://tsuyoume-somewashi.blog.so-net.ne.jp/
染め和紙日記には、藍染めの加工の様子なども載せてます。
〒700-0822 岡山市北区表町1-2-36
わがみや うめだ ℡ 086-231-3371
営業時間 午前8時30分~午後5時30分
定休日 日曜、祭日
これも紙、あれも紙・・・ [和紙のこと]
以前、入荷して、 「あっ!」 という間に売り切れた・・・
刺繍ペーパー
紙に ししゅう が施してあります。
大きさは55x75cm。 きれいな色の糸で、ミシンで縫ってあります。
一枚 ¥630- お値段も手ごろでしょ♪
他にはこんな面白い紙も新入荷
糸入り紙
タイの手漉き紙です。 網目状にした糸に、紙の繊維を絡ませて作ってます。
アイディアがすごいと思っちゃう。
こちらも、55x75cmで、一枚 ¥368-
夏向けの、窓際の目隠しや、ちょっとした部屋の間の間仕切りに・・・
例えばこんな使い方・・・
こちらは、定番商品。 チョッと改良されています。
以前のに比べると、丸や四角の大きさが小さくなって、
紙の厚さが少し増して、しっかりしたつくりになりました。
これもタイ(国の名前)の手漉き紙、ラフィア透かし模様。
大きさは同じく55x75cm 一枚¥368-
ちょっとしたインテリア、模様替えに、紙を使って工夫してみてください。
ぞくぞく新入荷の商品入ってきてます。 順次ブログにアップします。
お楽しみに~
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卒業制作 [和紙のこと]
今年は、卒業制作に和紙を使ったものを・・・と、学生さんが、おふたかた いらっしゃいました。
おひとかたは、何枚か、違う種類の紙を求められて、箱に貼ったり、いろいろ工夫してみる・・・
とのことでした。
もうひとかたの、女学生さんは、紙を大きくつないで、切込みを入れて、仕上げたいとのこと。
60x90cmの紙を8枚つないで、120x360cmの大きさにして、お渡ししました。
その大きい紙をまっすぐに、アイロンをかけたみたいに しわを伸ばしたいとのこと。
二枚つないだ紙で実験してみました。
まず、裏から水はけ(もしくは霧吹きで)水をつけ紙を湿らせて
ほとり3cmくらいにこんにゃく糊(または薄い正麩・でんぷん糊)をつけ
アクリルの板に貼り付けて乾かしてみました。
一晩乾かすと、それなりにまっすぐになりました。
学生さんの大学には、大きな ベニヤの板がある ということでしたので、
120x360cmの紙も、この方法で、まっすぐなると思います。
うまくいくといいなぁ・・・
ちなみに、大きくつないだ紙は、つなぎ目を目立たなくするためと、紙を強くするために、
こんにゃく糊を染み込ませて、揉んだ、 モミ紙 にすることもあります。
こんな雰囲気
ただ、紙を揉んだら、約一割くらい、小さくなるので、その点は要注意です。
今日のおまけです・・・
多肉植物に花が咲きました。
夜は閉じて、また朝になったら開きます・・・。
学生さんたちの未来にも、花が咲きますように・・・・
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プチ改装中です。 [和紙のこと]
わがみや うめだ ただいまプチ改装中です。
それにあわせて、和紙や、世界の紙を充実させています。
まずは、お待たせしました・・・高知の吉岡さんの紙が入荷しました
小判の紙です
高知の山奥谷相(たにあい)という所で、まじめに、丁寧に作られた紙です。
リピーターが多いのは、「使うとそのよさがわかる」からだと思います。
今回は、緑の土、赤土、グレーの土入りの紙と、せんだん草、セイタカアワダチソウで染めた
草木染めの紙が入荷しました。
やさしい手触りと色合いが、何ともいえません。
吉岡さんの紙は、早速手作りした棚に、陳列しました。
他には・・・
インドネシアから
バナナペーパー。 3色入りました。
繊維の感じが、マニラ麻に似てますが、ちょっと繊細です。
メキシコからアマテ紙
マヤ文明や、アステカ文明で作られた紙。
イチジクの皮をアルカリで煮たあと、石の台の上で叩いて広げ、シートにしたもの。
そのほかにも・・・・タイの手漉き紙の
渦巻き~
葉っぱ入り
などなど・・・まだまだ紹介し切れません。
これからもぼつぼつアップしていきます・・・お楽しみに~
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新柄の千代紙が入荷しました [和紙のこと]
この春、新しく出た新柄の千代紙が入荷しました。
こちらです
桜のモチーフの柄、唐辛子の柄などユニークなものもあります。
今回のおすすめは・・・写真中央のシックでモダンな柄の千代紙です。
アルバムの表紙にしたり、ブックカバーに使ったり、ラッピングにもいいかも。
店内には、今、200種類以上の千代紙があります・・・
ご覧のとおり・・・
中には、ちょっといい和紙に、型染めをした千代紙もあります
普通の友禅千代紙は、大判 (60x95cm) で、一枚630円。
型染めの千代紙は、同じ大きさで、一枚945円。
どちらも、小判 (30x45cm) 四分の一にカットしたものがあります。
小判は、友禅千代紙が、一枚158円、型染めは一枚263円です。
千代紙の用途はさまざま・・・・
牛乳パックでペン立てを作ったり、ラッピング、結婚式の時の、招待状の表紙・・・
もちろんおりがみにも使えます。 カットは無料で承りますので、ご遠慮なくお申し付けください。
気に入った柄の千代紙を、時々広げてみるだけで、気持ちがスーッとするわぁ・・・
という使い方をなさるお客様もいらっしゃいます。
切れ端が出来たら、はがきにワンポイント貼って・・・捨てる所のない紙です(笑)。
今日は、千代紙のご紹介でした。
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とりあえず・・・ [和紙のこと]
春を前に、いろんな商品が入荷してます。
まず、今日届いたのは、鳥取から、因州和紙
無地の民芸紙と、
染紙
金砂子振りや、むら染めぼかし・・・などなどいろいろ入りました。
一番上の オーロラ染め紙は、また、3月半ばまでに、2~30種類、入荷する予定です。
かわいい小物や、千代紙も、来月中旬までに、順次入ってきます。
それに先立って、桜にちなんだ商品をいくつかご紹介します。
桜柄の屏風
小さいほうは、高さ12cm横幅は、片面12cmです。 ¥893-
大きいほうは、高さ22cm、横幅は、片面16.4cmくらい。 ¥1260-
切り小花
桜千代紙セット。 桜の柄の千代紙が12枚(15cm角)、桜のメモが15枚、
それに桜柄の千代紙のシールが15枚入って ¥630- です。
とりあえず、今日は、かけあしで、新入荷のお知らせと、桜にちなんだもののご紹介でした。
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るるぶ に載ります [和紙のこと]
今年も、 「るるぶ」 という旅行の情報誌の雑誌記者さんが
わざわざ大阪から取材に訪れてくださいました。
これは古いものですが、この秋(10月)発売の、るるぶ2010年号に掲載される予定です。
10時半から、約1時間半・・・商品の写真を撮ったり、お店全体の雰囲気を映したり・・・
僕が持ってるカメラのふた周りくらい大きいデジカメで、ぱちぱち写真を撮ってくれました。
カメラのアングルの切り方や、商品の置き方、バックに置く紙・・・などなど・・・
とても勉強にもなりました。
お話を色々聞いてくれて、和紙のよさや、和紙をがんばって作ってくれている人のことなど
興味深く取材してくれました。
記事的にはそんなに大きく載るわけじゃないんですが・・・・
るるぶ・・・岡山倉敷・・・秋に書店に並びましたら、是非手にとってごらんくださいませ。
表町周辺・・・エリアに掲載されると思います・・・
もしくはインデックスで わがみや うめだ を引いてくださいね・・・。
これからは秋物の商品が入荷してくる予定です。
また追ってご紹介いたします。
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夏柄の千代紙 [和紙のこと]
夏向きの柄の千代紙が入荷しました。
金魚にウチワ
涼しげでしょ。
大切な人へのプレゼントのラッピングや、お店のディスプレイにもお使いください。
朝顔とウチワ
ちょっとシックな色のものもあります。
牛乳パックを使ったペン立てなどにお使いいただくと、汚れが目立たなくていいかも。
そのほか、びんがたの千代紙も、数種類新柄が入荷しています。
梅雨が明けるころには、夏祭りや、花火大会もあります。
白いウチワに、ちょっと夏柄の千代紙をあしらって、オリジナルのウチワで祭りに行くのも
面白いかもしれませんね・・・。
外国に旅行に行かれる方も、おみやげに好適です。
和紙は軽いし、案外海外で手に入りにくいので、よろこばれると思います。
今日は、夏柄の千代紙のご紹介でした。
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屏風の下張り [和紙のこと]
今年の秋(9月)に、倉敷アイビースクエア 愛美工房展示室ギャラリーにおきまして
染め和紙と、和紙を貼った屏風などの個展を予定しています。
今日は、屏風の下張りの様子を、写真と共にお伝えしたいと思います。
まず、屏風の骨に、一枚和紙を貼ります。
骨縛り
これは、さんの上にのりをつけて、障子紙をはる要領で張ります。
次に、この紙を補強する意味で、和紙を前面にのりをつけて張ります。
骨縛り押さえ
この段階でかなり しっかりしてきます。 最近は、厚い紙(ドーバリ)を使って、
骨縛りと、骨縛り押さえを、一度に済ましてしまう かたも 大勢います。
この次に、下張り用の紙をつないだものを、
つないだ紙
鎧兜の、「よろい」のように、1/3づつずらしながら、貼っていきます。
伝統的な工法で、みの張り、とかよろい張りといわれます。
こうすることにより、強くて軽い下地に仕上がります。
張りあがった様子
この上に、和紙をべた張り(全面に糊をつけてはる)して、紙でちょうつがいを組んで
浮け張りを2重にして、下地の完成です。
浮け張りの様子は、わがみや通信4月7日の記事→こちら をご覧くださいませ。
ここ一週間くらい、上張りのデザインを悩んでいます・・・
また追って、上張りの様子などお伝えできればと思います。
今日は、屏風の下張りについてお伝えしました。
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油ひき和紙 [和紙のこと]
写真は、今年のクラフト展(倉敷)に出品されていた、土佐和紙のハレハレ本舗の
中嶋さんがおつくりになられた、和紙のテントです。
和紙にこんにゃく糊を塗り、その上に、オイルを引いたそうです。
こうすることによって、夜露にぬれても大丈夫。
日本に、ガラスが普及する前は、雨が当たるところも和紙を貼っていました。
通称、雨障子。
「表具のしをり」 山本元著 大正13年10月10日発行の本から引用すると
「雨障子に油、あるいはロウを引くが、寒天を煮て、刷毛で引くがよい。
大根のしぼり汁を塗るのも妙である。」
とあります。
雨にぬれる所の障子紙は、糊は生麩を使い、糊に酢を少しばかり混ぜると
雨風に当たってもはげないそうです。
油紙を貼る時(つくろいに使うとき)にも、酢糊がいいらしいです。
日本人は昔から、和紙を上手に生活に取り入れてました。
また、見直して色々お使いになられてみてはいかかでしょうか?
ちなみに、「表具のしをり」 によれば、油は、 えのあぶら がいいそうです。
あぶらをひいた紙は、透明感が出て、灯りとかにも使えます。
今日は、特殊加工の和紙の情報でした。
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