ハレハレ本舗の土佐和紙 [和紙のこと]
一年ぶりに、土佐(高知県)からハレハレ本舗の土佐和紙が入荷しました。
今年はこのような、素材を漉きこんだ、厚い紙も入荷しました。
そのまま壁飾りとしてお使いいただけそうです。
もちろん定番で人気のある
便箋
今年は、しだの葉っぱを漉きこんだ便箋も初登場。
障子にワンポイント貼ったり、灯りを作るときに使ってもよさそうです。
自家製の楮。
かつて全国一の品質を誇った幡多地方の楮を、栽培から、一枚の紙にするまでを
昔ながらの製法で作っています。
足摺岬近くの、幡多郡黒潮町で頑張っているベテランの女性の紙漉きさん。
本人も、紙も、元気いっぱいです。
あと、ユニークな商品に関しては、ハレハレ本舗の本領発揮。
はがき
左が、オクラ100%使ったはがき。色合いが素朴で、なんともいえない味わいです。
右は、徳島産のレンコンの茎だけを使って漉きあげた蓮紙(はすかみ)。
もちろん楮100%の紙や、今までどおり定番で人気の麻の紙のはがきもあります。
お店のホ-ムページでもご紹介しています。よろしければ→こちら
今日は、ハレハレ本舗の土佐和紙のご紹介でした。
〒700-0822 岡山市北区表町1-2-36
わがみや うめだ ℡ 086-231-3371
営業時間 午前8時30分~午後5時30分
定休日 日曜、祝日
月に想う・・・ [和紙のこと]
夕方の月
少し前に撮影したものですが、満月だけでなく、半月も美しいものだと感じました。
今日のタイトルは、実は、2009年9月18日~予定しています、個展の仮タイトルです。
場所は、倉敷アイビースクエアの愛美工房展示室にて です。
ここでは、3~4年に一回のペースで個展をさせていただいてます。
どうにかご来場いただいたお客様に、楽しんでいただこうと 頭をひねっています。
まだまだ準備が遅々として進みませんが・・・・
最近は、柿渋の染めに、ムラサキの墨などを用いて少し華やかめなのも作っています。
このほかに、藍染もこれからシーズンですし、作る予定です。
つきがテーマなので(月はよくモチーフに使いますし、好きです)、よくお月様を観察し、
あと、4ヶ月・・・どうにかしてお越しいただいた方が、面白かったなぁ~というものを
こしらえていこうと思います。
また、近くなったらご案内いたします。
お店のほうにも新製品続々入荷中です。
ホームページにもあげています。よかったらご覧くださいませ。
アドレスは→こちら
〒700-0822 岡山市北区表町1-2-36
わがみや うめだ ℡ 086-231-3371
営業時間 午前8時30分~午後5時30分
定休日 日曜、祝日
和紙の服(紙衣) [和紙のこと]
和紙の花
奈良東大寺二月堂の「お水取り」の季節がやってきました。
このときお坊様が身につけるのが「紙衣(かみこ)」・・・和紙でできた着物です。
東大寺では、寒天を和紙にしみこませて強くするみたいですが、一般にはこんにゃく糊を使います。
こんにゃく糊は、コンニャクイモをすりつぶし粉末状にしたものです。
水や、お湯で溶いて使います。
和紙の藍染をするときも、こんにゃく糊を紙にしみこませ、紙を強化してから水洗いできるようにして行います。
他には、紙の毛羽立ちを押さえたりする用途に使います。
以前、このブログで、和紙で壁を貼った様子をご紹介しましたが、その壁が汚れた時も使えます。
スウィッチなど手垢がついたりして長年のうちに汚れてきたら、
「ウズクリ」という竹ひごを束ねたような道具で、その汚れをこすり落とします。
厚手の和紙は、楮(紙の原料)の繊維を漉き重ねていますので、表面の繊維が取れてきれいになります。
そのももけたところに、こんにゃく糊を塗ると再び、新品のような美しさが戻ります。
こんにゃく糊は塗ると透明になるので、便利です。
今日は、便利なこんにゃく糊のご紹介でした。
〒700-0822 岡山市表町1-2-36
わがみや うめだ ℡ 086-231-3371