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屏風の下張り [和紙のこと]

今年の秋(9月)に、倉敷アイビースクエア 愛美工房展示室ギャラリーにおきまして

染め和紙と、和紙を貼った屏風などの個展を予定しています。

今日は、屏風の下張りの様子を、写真と共にお伝えしたいと思います。

まず、屏風の骨に、一枚和紙を貼ります。

     6.18 001.jpg骨縛り

これは、さんの上にのりをつけて、障子紙をはる要領で張ります。

次に、この紙を補強する意味で、和紙を前面にのりをつけて張ります。

       6.18 002.jpg骨縛り押さえ

この段階でかなり しっかりしてきます。 最近は、厚い紙(ドーバリ)を使って、

骨縛りと、骨縛り押さえを、一度に済ましてしまう かたも 大勢います。

この次に、下張り用の紙をつないだものを、

     6.18 003.jpgつないだ紙

鎧兜の、「よろい」のように、1/3づつずらしながら、貼っていきます。

伝統的な工法で、みの張り、とかよろい張りといわれます。

こうすることにより、強くて軽い下地に仕上がります。

   6.18 004.jpg張りあがった様子

この上に、和紙をべた張り(全面に糊をつけてはる)して、紙でちょうつがいを組んで

浮け張りを2重にして、下地の完成です。

    6.18 005.jpg

浮け張りの様子は、わがみや通信4月7日の記事→こちら をご覧くださいませ。

ここ一週間くらい、上張りのデザインを悩んでいます・・・

また追って、上張りの様子などお伝えできればと思います。

今日は、屏風の下張りについてお伝えしました。

                          〒700-0822 岡山市北区表町1-2-36

                               わがみや うめだ ℡ 086-231-3371

                               営業時間 午前8時30分~午後5時30分  

                                     定休日 日曜、祝日

 

          


タグ:屏風 和紙
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