屏風の下張り [和紙のこと]
今年の秋(9月)に、倉敷アイビースクエア 愛美工房展示室ギャラリーにおきまして
染め和紙と、和紙を貼った屏風などの個展を予定しています。
今日は、屏風の下張りの様子を、写真と共にお伝えしたいと思います。
まず、屏風の骨に、一枚和紙を貼ります。
骨縛り
これは、さんの上にのりをつけて、障子紙をはる要領で張ります。
次に、この紙を補強する意味で、和紙を前面にのりをつけて張ります。
骨縛り押さえ
この段階でかなり しっかりしてきます。 最近は、厚い紙(ドーバリ)を使って、
骨縛りと、骨縛り押さえを、一度に済ましてしまう かたも 大勢います。
この次に、下張り用の紙をつないだものを、
つないだ紙
鎧兜の、「よろい」のように、1/3づつずらしながら、貼っていきます。
伝統的な工法で、みの張り、とかよろい張りといわれます。
こうすることにより、強くて軽い下地に仕上がります。
張りあがった様子
この上に、和紙をべた張り(全面に糊をつけてはる)して、紙でちょうつがいを組んで
浮け張りを2重にして、下地の完成です。
浮け張りの様子は、わがみや通信4月7日の記事→こちら をご覧くださいませ。
ここ一週間くらい、上張りのデザインを悩んでいます・・・
また追って、上張りの様子などお伝えできればと思います。
今日は、屏風の下張りについてお伝えしました。
〒700-0822 岡山市北区表町1-2-36
わがみや うめだ ℡ 086-231-3371
営業時間 午前8時30分~午後5時30分
定休日 日曜、祝日
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