ついに完成、和紙の壁紙のお部屋♪ [インテリア]
まずはこの写真から・・・
去年の暮れから、がんばって、下張りの紙からご自分で、施工した(貼った)Mさんの奥さん。
自分の仕事場の壁貼りが、とうとう完成しました。
いろんな色を使ったので、うるさくなるかと思ったけど、かわいいし、とてもうきうきします。
和紙、独特の落ち着いた色合いも、それを可能にしたんだと思います。
入り口の取っ手にも一工夫が~
軸先です。
掛け軸の、一番下についている部品。 うまく使ったなぁ~と感心しました。
彼女から、どんなところに苦労したか、どこが楽しかったかのレポートをいただいてます。
それは、サブブログ、「染め和紙日記」に掲載する予定です。
こちらでは、メンテナンスについて、少し~
今回のように、パッチワークのようにして、小さい紙を張り合わせた場合・・・
汚れたところだけ、また、上に貼り重ねると良いと思います。
特に~電気のスイッチの部分とか、手垢で、10年20年のうちには汚れてきますよね。
ちなみに、こんな風に、白い紙(厚い紙)を貼っている場合、上に張り重ねると、
張り替えたところが、ちょっと目立ちすぎるかも知れません。
こういう場合は、・・・こんな道具を使って・・・
うずくり です。
これで汚れたところをこすって 毛羽(けば)だだせ、そのあと、こんにゃくのりで
その毛羽立ちをおさめると、ほぼ新品のように、そして、自然にきれいに周りとなじみます。
うずくり がなければ、砂消しゴムとかでもいいかもしれません。
きょうのおまけ・・・
昨日の日曜日、梅ノ木の剪定と、アケビとイチジクの木を剪定しました。
ちょっと遅めだけど、白梅の花が一厘、咲いていました。(紅梅はまだです)
足元に目をやると・・・
水仙や
クリスマスローズのつぼみが、土の中から、顔を出していました。
春はすぐそこ・・・ いい一日と、心地よい一週間を~♪
〒700-0822 岡山市北区表町1-2-36
わがみや うめだ ℡ 086-231-3371
営業時間 午前8時30分~午後5時30分
定休日 日曜、祭日
染め和紙日記→ http://tsuyoume-somewashi.blog.so-net.ne.jp/
和紙ののれん [インテリア]
和紙の のれん を作って欲しい というご注文を承りました。
幅が、105cm長さは適当でいいということでした。
使った紙は、土佐和紙楮(こうぞ)筋入り紙。 藤原手すき和紙工房の紙です。
元の紙の大きさが、幅62cm、長さが142cmなので、長さそのまま、幅を28cmに切りました。
切りたい部分に、筆で水を染み込ませ、手でちぎりました。
喰い裂き(水切り)といって、自然な感じに切れます。
てっぺんから25cmくらいを、1.5cmの糊代で、張り合わせました。
これを4本、張り合わせました。
判り難いかもしれませんが、手前に見えるほうが、棒を通すための袋部分です。
これは、最初、紙を切ったときに出た余りを つなぎ合わせて 作りました。
完成品がこちらです
紙には、表と裏から、こんにゃく糊を染み込ませているので、室内のれん として使うと
毎日、人が出入りしても、3年~5年は充分使えると思います(わが店で実証済み)。
のれんのオーダーも承りますよ~。
ちなみに、和紙はつなぐとどんな大きさにもなります・・・例えば・・・
趣味で作った 「蚊帳」。 こんな感じです。 カーテンにもなります。
今日は、のれん の ご紹介でした。
〒700-0822 岡山市北区表町1-2-36
わがみや うめだ ℡ 086-231-3371
営業時間 午前8時30分~午後5時30分
定休日 日曜、祝日
障子の張替え [インテリア]
おうちの障子を、ご自分で張り替えてみてはいかがでしょう?
例えば・・・こんな張り方もあります・・・
表(座敷側)と、裏(縁側)を、ひと桝ずつ、交互に、一枚ずつ張っていく。
全体で見るとこんな感じです
ちょっと立体感が出て、変化がでて面白いでしょ。
ところどころ、色の紙とかを混ぜても面白いと思います。
張り方の技術的なことは簡単です。
まず、貼りたい大きさに紙を裁断し、さんに糊をつけ、交互に貼るだけ。
時間と手間を惜しまなければ、誰にでもできると思います。
紙の裁断は、 わがみや うめだ にて、無料で承っています。
ご興味がある方は是非一度お問い合わせを~。
詳しい張り方や、どんな紙を使ったかの情報は、下記のブログに載せてます。
http://tsuyoume-somewashi.blog.so-net.ne.jp/ 「染め和紙日記」
今日は、障子の張り替えのご提案でした。
〒700-0822 岡山市北区表町1-2-36
わがみや うめだ ℡ 086-231-3371
営業時間 午前8時30分~午後5時30分
定休日 日曜、祝日
個展情報 [インテリア]
来る9月19日からの 倉敷アイビースクエアでの個展を、
地元のコミュニティFM と、 地元のケーブルテレビで紹介して頂くことになりました。
出品作品のひとつです
まずは、FMおかやま 9月9日(水) 森田恵子さんの番組
「フレッシュモーニング岡山」 のなかで、午前9時半~約30分間。
生放送なのでスタジオに行って、お話をしてきます。
今朝染めました
続いては、地元ケーブルテレビ ONiビジョン の、9月15日火曜日午後6時からの
「ニュースショー」 の番組内で、午後6時一分から約5分間・・・・こちらも生放送・・・
う~ん、緊張するけど、頑張ってきます。
どちらも地元の放送局で、視聴できる方は限られていると思いますが、
もし、気が向いたら、ご覧くださいませ。
尚、翌16日の山陽新聞朝刊に、ニュースショーの様子、私の顔写真が載ると思います。
こちらもあわせてご覧下さい。
よろしくお願いいたします。
〒700-0822 岡山市北区表町1-2-36
わがみや うめだ ℡ 086-231-3371
営業時間 午前8時30分~午後5時30分
定休日 日曜、祝日
パネル貼り、まず、和紙で下張り。 [インテリア]
アートスペース油亀(古民家ギャラリー)に使う展示用のパネルを作るお手伝いをすることになりました。
ベニヤを使ったパネルに、白い布(デニムの生地のような)を張るということで・・・
問題は、ベニヤの「あく」が出てこないか心配だということになりました。
色々検討した結果、和紙を下張りして(浮け貼り)それから上張りをしようということになりました。
まず、浮け紙作り。
和紙を適当な大きさに切ります。
きり方に特徴があります。2辺はカッターで断ち切り、あとの2辺は、水をつけて水切りします。
水切りのことを、表具の世界では、「喰い裂き」といいます。
喰い裂きにすることにより、重ねたところの段差がなくなり、きれいな仕上がりになります。
喰い裂きにしたほうには薄い糊、断ち切りのほうには濃い糊をつけます。
のり付けの様子。
何枚か重ねてつけて(これは作業効率を考慮したやり方)ベニヤに張ります。
なで刷毛を使う。
なで刷毛で、のりがついた所をよくなでます。
基本、濃い糊のついたほうから撫で、薄い糊のついたほうに空気を抜くようにします。
端から貼っていき
ようやく完成。
貼ったばかりの時は、水分で、紙が伸びて、ちょっとシワシワしてますが、乾けば大丈夫。
これで下張り完成。ベニヤのあくが出ることはないでしょう。
一晩置いていよいよ明日は、上張りです。
上張りの様子も、うまく写真が撮れたらお伝えいたします。
〒700-0822 岡山市表町1-2-36
わがみや うめだ ℡ 086-231-3371
営業時間 午前8時30分~午後5時30分
定休日 日曜、祝日
追記です。
昨日の下張り。
きれいに乾きました。しわも伸びました。
デニムの生地に、あらかじめアイロン圧着式の紙を裏打ちして(貼り付けて)おいて、それに糊をつけてパネルに張り込みました。
全体には中くらいの濃さの糊、周りだけ、濃い糊をつけて貼りました。
完成です。
みんな初めて刷毛を使うような人ばかりだったけど何とかうまくいきました。
何事も、下地をしっかりすることが大切だとあらためて感じました。
わがみや うめだ
これは便利、障子シール [インテリア]
障子シール
以前、障子をいろんな変わった紙で張り替えてみてはどうでしょう?とご提案しました。
「まだ、張り替えるほど汚れてないんだけど、小さい子供が、穴を開けちゃって・・・」
などのほかに、ちょっと誤って掃除機やはたきが当たって開いた障子の穴。
張り替えるにはきれいだし、張り替えるとなるとおおごとだし、とお考えの方に朗報。
出ました障子シール。形は3種類、大きさもさまざま。
小桜の柄入りもあります。
無地のものは、そのまま使うのもいいんですが
このような
はり絵用小花を使って工夫したり
好きな色を塗ったり、ちょっとお子様と一緒に絵をかいてみたりして使ってみてください。
障子のつくろいに使うだけでなく、葉書に貼ったり、ラッピングの仕上げのシールに使ったり。
工夫次第で色々お試しくださいませ。
さくらの柄入りは、大2枚、中3枚、小5枚入って263円。
無地のほうは、同じ枚数入っていて210円です。
これなら障子のつくろいも楽しく簡単。一度ご検討くださいませ。
〒700-0822 岡山市表町1-2-36
わがみや うめだ ℡ 086-231-3371
営業時間 午前8時30分~午後5時30分
定休日 日曜、祝日
手漉きの紙で壁を張る・・・ [インテリア]
手漉き紙を貼った壁です。
最近、和紙を壁に貼りたいと言われる方が増えてきました。
ご自分で貼られる方も多いです。
去年新築したばかりの、Mさんもそのうちの一人。ご了解を得て、写真を撮らせてもらいました。
奥の丸窓が開いているところもきれいに貼ってあります。
全体の雰囲気はまるでモルタル(コンクリート壁)を思わせるような仕上がりになっています。
ちょっと洋風のおしゃれなMさん宅にはぴったりです。
ここのおうちは、下地が石膏ボード。
まず、石膏ボードの継ぎ目の部分のへこんだところの上に、下張り用の和紙を帯状に貼りました。
それから、和紙の2辺を喰い裂き(水をつけてきる切り方)にして、四方糊(しほうのり)という伝統的なやり方で糊をつけ、和紙を浮かせて下張りをしました。
Mさんはこの浮け紙を2重に貼り、下地のでこぼこや、汚れが表に出ないような丁寧なやり方で仕上げました。
その甲斐もあって、現場はとてもきれいな、柔らかな仕上がりになっています。
Mさんの奥さんはうれしそうな顔で、
「時々触ったりしてます。ほんとうに気持ちいい。」と語ってくれました。
もちろん、障子にもよく合うし、カーテンのところもまったく違和感がありません。
ずっとその部屋に居たくなるくらい落ち着いた雰囲気があります。
長く暮らすおうちです、お気に入りの紙を貼って気持ちよく過ごすのもいいかもしれないですね。
Mさん、ご協力ありがとうございました。
〒700-0822 岡山市表町1-2-36
わがみや うめだ ℡ 086-231-3371