障子紙のこと
年末に障子を張りかえられたお宅も多いと思います。
窓越しでも、よく日のあたるところの障子で、
「張り替えて2~3年たつと枠に沿って裂けてくるんだけど、どうしてでしょう?」
というお問い合わせが時々あります。
多分・・・今主流の、レーヨン(化学繊維)が入った障子紙だからだと思いますとお答えしてます。
この紙は貼りやすく、はがす時もわりに楽ですし、紙の値段も安いので2年ごとくらいに張り替えられるお宅にはとてもおすすめです。
長持ちするのはやはり和紙です。
特に、楮の紙で、原料をきつく漂白してないものは、張った時は少し茶色がかっていて(原料の色)年数がたつにつれ日の光に晒されて白くなっていくものもあります。
ちなみにこれは桜の花びらを漉きこんだ和紙を張った障子です。
5年以上たちますが、びくともしていません。南に面したところで、日光がよく当たります。
最近は、障子のあるおうちも少なくなってきました。あっても数が減ってきたように思います。
そんな中、色々工夫をして、生活を楽しみたいと思うかたも増えてきました。
例えば、障子の一段だけを、色のついた雲龍紙(楮の繊維の太いものが入った紙)を貼ったり、
いくつかのマスを、色のついた紙、木の葉の漉き込んである紙で飾ってみようなど・・・
ちょっとした工夫で少し生活に潤いが出ると思います。
紙の裁断は無料でいたします、いろいろお気軽にご相談くださいませ。
よろしくお願いいたします。
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わがみや うめだ ℡ 086-231-3371
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